健康保険組合連合会・健保組合では、加入者の健康の保持・増進を図り、健康意識を向上、すこやかな生活習慣を定着、
健康寿命の延伸などを目的として、10月を「健康強調月間」に定めています。
今回は健康維持・増進のための「身体活動」についてご紹介します。
☆健康づくりに欠かせない「身体活動」
身体活動とは、安静にしている状態よりも多くエネルギーを消費するすべての動作のことで、
「生活活動」と「運動」に分けられます。
●生活活動・・・家事や歩行、動物の世話など
●運 動・・・スポーツや筋力トレーニングなど
健康づくりのための身体活動基準は次のようになっています。
『歩行程度の強度の身体活動を毎日60分以上、そのうち1週間に60分は運動を』
(18歳から64歳の人におすすめの身体活動量/「健康づくりのための身体活動基準2013」より)
☆「歩行程度」って例えばどんな行動?
●生活活動・・・子供の世話、犬の散歩、家具の移動、重い荷物を運ぶ、
床磨き、風呂掃除、階段の上り下り、自転車、庭仕事など。
●運 動・・・ボウリング、太極拳、ピラティス、ラジオ体操や軽い体操、
自転車エルゴメーター(30~50ワット)、やや速歩(930m/10分)など。
☆「60分以上」続けないといけないの?
まとめて行わなくてかまいません。健康維持・増進のためには10分単位でOKです!
ただし、いろいろな生活活動や運動を組み合わて、生活に取り入れます。
「健康づくりのための身体活動基準2013」の中で、1日にこの運動量を行っていると、
生活機能低下のリスクが低減されていることが認められると判断されています。
また、運動効果として、次のようなものが確認、期待されます。
・骨や筋力が丈夫になる(転倒予防) ・肥満解消 ・血圧の安定 ・血糖値の改善
・心肺機能の強化 ・エネルギーを消費しやすい太りにくい体になる ・生活習慣病予防
これから先の健康のために、今より10分、身体活動を増やしましょう。