日本で受動喫煙が原因で死亡している人は年間約1万5千人と推定されています。また、本人が喫煙者でなくてもヘビースモーカーの夫をもった女性では、肺がん死亡のリスクが約2倍になると報告されており、家庭内での受動喫煙による健康被害も深刻な問題となっています。(厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイトe-ヘルスネットより)
また、喫煙後45分間は呼気から有害成分が吐き出されますので、家庭で吸わなくても、帰宅前やベランダなど外で喫煙した場合も、直後に家族と触れ合うことは、受動喫煙の心配があります。
栗田健保では、広報誌“クリちゃん通信”の2019年 秋号で、「パパ、たばこ止めて!!」と題して、たばこを吸う家族へ向けたお子さんからの手紙を募集しました。
今回は、お父さんの禁煙を切望しているお子さんからの1通をご紹介します。
============================================================================
お父さんへ
お父さん、たばこをやめてください。もうそろそろ家を買うのだから、はやめにたばこをやめましょう。
それと、たばこは肺に悪く、癌ができる可能性があります。これから家を買い、ローンへんさいがんばろうというところでお父さんが亡くなればとてもとてもこまります。
あと、たばこのにおいが口にしみついていて、とてもいやなにおいがします。お父さんが禁えんしていたころは、いやなにおいは、なくなっていたことがありました。
このように、たばこをすっていても、なにもいいことはおこりません。自分の体にも、とても悪いです。自分の子ども、私や弟の体にも悪いです。つまり、なにも得なことなど、いっさいないのです!!
だからもう、すぐにやめてよ!
中学生の女の子より
=============================================================================