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KenpoNews秋号連動記事【具体的な医療費自己負担の計算方法と手続き】

2017/09/21

 KenpoNews秋号 P5「医療費の自己負担に対して栗田健保からの給付金があることはご存知ですか?」連動記事

 

 

かかった医療費、最終的自己負担の計算方法と手続き

 ※計算の仕方を掲載しますが実際には健保で計算します

※KenpoNews秋号(第152号) →クリック0001  P5と併せてご覧ください

 

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◆例1【高額療養費(法定給付)はなく、付加給付のみの場合】

●標準報酬月額53万~79万(=所得区分イ)、50歳(=3割負担)、医療費の自己負担が6万円かかった場合(実際の医療費は20万円です)

<20万円の内訳>

自己負担6万円(3割)

健保負担14万円 (7割)

 

 1.自己負担が自己負担限度額(KenpoNewsP5②高額額療養費の表参照)を超えていないので高額療養費(法定給付)の対象ではない

 

 2.自己負担が26,250円を超えているので付加金を計算する(KenpoNewsP5①付加金の表参照)
   ➡60,000円×0.8-20,000円=28,000円【付加金(給与へ自動振り込み)】

    最終的に自己負担する金額は

            60,000-28,000=32,000 円 

   ●手続き・・なし。 健保で上記計算し、該当者には受診月の3ヵ月後に給与へ振込

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◆例2【高額療養費(法定給付)に該当する場合】

●標準報酬月額28万~50万円(=所得区分ウ)、20歳(=3割負担)、医療費の自己負担が30万円かかった場合(実際の医療費は100万円です)

 <医療費100万円の内訳>

自己負担30万円(3割)

健保負担70万円 (割)

 

 1.自己負担が自己負担限度額(KenpoNews秋号p5②高額療養費の表参照)を超えているので高額療養費(法定給付)の対象となる

 2.自己負担限度額を計算する ➡80,100円+(1,000,000円-267,000円)×1%=87,430円

 3.高額療養費(法定給付)を計算する   300,000円-87,430円=212,570円

 4.付加金を計算する  ➡ 87,430円×0.8-20,000円=49,900円

   最終的に自己負担する金額は

      300,000-212,570-49,900=37,530

   ●手続き・・

      ★限度額認定証あり・・・なし付加金があった場合は自動で給与へ振込)

      ★限度額認定証なし・・・手続きは下記(給付までに受診月から3ヵ月かかります)

       病院から健保に医療費の明細が届く(受診月の2ヵ月後)と健保で上記計算し「高額療養費に該当しています」を送付します。

       届いたら必要書類と一緒に健保に送付してください。確認後、健保より給与へ高額・付加金を給与へ振込します。

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  03 限度額適用認定証を取得していると、窓口での高額療養費(法定給付)の負担や事後の手続きの必要がなくなる

          メリットがありますので、是非申請ください。

            ➡申請書はこちら

                                           ※ 問い合わせ先 03-6743-6790 徳田